痩せるサプリや、特定保健用食品(トクホ)などを販売する場合、薬事法の規制に広告表現が引っかからないように気を付ける必要があります。
「痩せる」はNGで、「すっきり」はOKなのですが、この違い、分かりますか?
本記事では、「痩せる」サプリやトクホなどに使われる表現について、薬事法で何がNGで何がOKなのか、また薬事法違反の罰則は何かなどを解説します。
きちんと理解して、規制に引っ掛からないように上手く表現できるようになりましょう。
薬事法 とは?
薬事法とは、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療機器」の4種類の有効性や安全性を確保することを目的とした規制です。
健康食品やサプリについては薬事法の対象に入らないのですが、「医薬品と誤認される」「効果の過大解釈により適切な治療を受ける機会を失う」ことを避けるため、薬事法で取り締まりがなされています。
「痩せる」薬事法 で許されない表現
薬事法では、以下の表現は禁止されています。
- 身体の組織機能の一般増強、増進を主たる目的とする効能効果
- 疾病の治療または予防を目的とする効能効果
- 医薬品的な効能効果の暗示
1で言えば、「筋力を上げる」「筋肉を増やす」などはNGです。
2で言えば、「肥満を予防する」「高脂血症を治す」などはNGです。
3で言えば、「糖尿病を治す」「メタボリックシンドロームを治療する」などはNGです。
「痩せる」薬事法 で問題ない表記
薬事法で問題ない範囲の表現は、以下です。
- 栄養補給を目的とした表現
- 健康、美容の維持を目的とした表現
- 健康増進を目的とした表現
もうすこし分かりやすく表記すると、「維持」「補う」などは問題無く、「治す」「予防する」「増強する」「増進する」はNGということです。
飲むことによって、身体や生理機能が変化することを言い切る表現は全てNGと考えてよいです。
健康食品やサプリメントでのNG表現とOK表現の例をまとめてみました。
NG表現 | OK表現 |
---|---|
貧血改善 |
ふらふら、ダルダル、もしかして鉄で即? |
脳卒中の後遺症でお困りの方 |
生活習慣の改善 |
体が疲れにくくなった |
自分に負けない、健やかな元気を |
医者いらず |
毎日の元気を応援 |
新陳代謝を高める |
ショウガのパワー |
もたれた胃がすっきり |
昨日食べすぎたな、と思った時に |
サビない体 |
若々しくありたい |
薬事法違反となる判断基準をより詳細に知りたい場合は、下記のサイトを参考にして下さい。
「痩せる」薬事法 違反の罰則
薬事法に違反した場合(広告規制違反)、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはこの両方が科せられます。
薬事法に違反していると、行政指導が行われて違法処置の是正が命じられます。
報告書の提出を求められることもあります。
行政指導が入るきっかけは以下です。
- 同業者の情報提供
- 消費者からの苦情
- 行政のパトロール
現在はインターネットであっと言う間に情報が出回りますから、広告を出すときは細心の注意を払って表現しましょう。
違反する気が無くても規制に抵触すれば行政指導がすぐに入ります。
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